出版社も出版 NPO も同じでしょ?
出版社も出版 NPO も同じでしょ?
裾野が広がることは、どんな創作ジャンルにおいても、基本的に好ましいことです。ただし問題は、そうした玉石混交の広い裾野から、「玉」=「作家」を見つけ出すためにかかるコストです(ちなみに「作家」とは、たんにすぐれた作品を書く人ということでは…www.dotbook.jp
私は作家じゃなく読者なのでバッサリ切ってしまうが、まったく食指が向かない。「日本独立作家同盟」なるものにも「群雛」にも。
『群雛 (ぐんすう・GunSu)』は、 BCCKSではソーシャルDRMのEPUB (およびBCCKS独自形式)と、オンデマンド印刷版(紙本)を頒布しています。楽天Kobo、BOOK☆WALKER、iBooks Store、BookLive…www.allianceindependentauthors.jp
今、雑誌が機能しないのは、それがマクロすぎるからだと思う。それは「群雛」でも同じ。商業誌か同人誌かではない。ていうか同人誌のターゲットは本来「同人」なので「読者」はあらかじめ purge されているのだが。
雑誌は、「色」が付くと、その色になじまない人には全く目に入らなくなる。かといって「色」のない雑誌なんか、それこそ誰も読まないだろう。昔は「色」数も少なかったが、今は読者の好みは本当に多彩で、それぞれにマッチする雑誌はほとんどないと思う。むしろ今は「マッチング」よりも「誤配」のほうが「ささる」確率が高い。
米国の出版社は「パトロン制」に近い。これと決めた作家を大事に育てる(印税の前渡し制度なんかもこれ)。その代わり、実際に本を売る際にはあらゆる手段を使うし、できるだけ長く売れることを目論む。「Eブック」はこの文脈で登場する。日本の(舶来のカウンタとしての)「電子書籍」とは天と地ほども違う。
日本の出版社は「パトロン」というより「簒奪者」だ。インディーズで消耗した挙句にメジャーデビューしても出版社に吸い上げられるとか、日本の作家はどんだけ不遇なんだと思う(いや、ラノベ作家が3,4ヶ月、あるいはもっと速いペースで新刊出してるのを見ると「壊してる」ようにしか見えない)。
「日本独立作家同盟」は違うと言うかもしれないが、私には違いが分からない。「パトロン制」は潤沢な資金と時間を持ってないと成立しない。出版社にしろ出版 NPO にしろ「自転車操業」なら同じ穴のムジナだ。
結局、自分は何がしたいのか、そのためにどのような手段が使えるか、ってのを作家自身で考えないと何者にもなれないよね。「日本独立作家同盟」が「独立作家」をドライブするんじゃなく、「独立作家」が「日本独立作家同盟」を含む環境にうまく乗れるかどうかなんだろう。そういう乗り物に「日本独立作家同盟」がなれるかどうかが今後のポイントなのかもしれない。