意味不明な「サイバーセキュリティ政策推進に関する提言」

先週末の話だが、総務省から「サイバーセキュリティ政策推進に関する提言」なる文書が公開されている。

意味不明な「サイバーセキュリティ政策推進に関する提言」

先週末の話だが、総務省から「サイバーセキュリティ政策推進に関する提言」なる文書が公開されている。

総務省では、情報通信ネットワークの安全確保に向けて、情報セキュリティ上の課題に対して効果的な対策を講じられるよう有識者から助言を得ること等を目的として、「情報セキュリティ アドバイザリーボード」(座長:徳田英幸 慶應義塾大学環境情報学部教授)を開催しています。 今般、「サイバーセキュリティ政策推進に関する提言」が取りまとめられましたので、これを公表します。

「提言」という割には誰に対して向けられたものなのかさっぱりわからない。総務省に向けたものなのか、政府なのか、それとも企業や私たち市民なのか。

セキュリティは守る対象によって手段が変わってくる。明確に誰を(何を)誰から(何から)守るのか明確にしなければ対策の打ちようがない。漫然と「ネットは危ないから対策しようね」ではダメなのである。

しかもこれ、後半を見ればわかるけど、明らかに東京オリンピックに向けた「付け焼刃」である。アドバイアリーボードに参加された「有識者」の方々はさぞかし苦労したに違いない。まだほとんど形になってすらない IoT のセキュリティについて考えるとか、山師(=セキュリティ企業)の入れ知恵でもあったのか。

日本はオリンピックに向けておかしなことだらけだが、日常生活を破壊するようなことだけは勘弁していただきたい。